臨床検査

感染症

動脈ラインからの逆血採血は末梢穿刺の代わりとなるか

内科専門医/感染症専門医の運営する個人ブログです。自身の経験と可能な限りのエビデンスをもとに記事を書いています。今回は、ICUでの血液培養において動脈ライン(A-line)からの逆血採血が妥当かどうかについて、既存文献をもとに検討しました。
感染症

緑膿菌とS. maltophiliaの同時感染

内科専門医/感染症専門医の運営する個人ブログです。自身の経験と可能な限りのエビデンスをもとに記事を書いています。今回は緑膿菌とStenotrophomonas maltophiliaの同時感染に関する論文を紹介し、耐性や臨床的影響について考察しました。
感染症

A群溶連菌の偽陽性と偽陰性

最近、抗原検査の偽陽性と偽陰性を調べてまとめています。まずは頻度の高いA群連鎖球菌( Streptococcus pyogenes)の偽陽性と偽陰性をまとめてみました。A群溶連菌の偽陰性(False Negative)まずは偽陰性から。これ...
感染症

血液培養の消毒はアルコール綿だけで本当に大丈夫か?

最近、「血液培養の皮膚消毒はアルコール綿だけでも問題ない」という話を耳にすることが増えてきました。現場では物品が限られていたり、時短目的で簡易化された手技が行われることもあります。クロルヘキシジンを探すのが手間だったり、イソジン消毒した後だ...
感染症

日本におけるノカルジア感染症の菌種分布と治療戦略

はじめにノカルジア(Nocardia)は地域によって主要な菌種が異なる特徴を持つ細菌です。そのため、各国のガイドラインに従うだけでは適切な治療ができない可能性があります。特に、日本での感染症治療において、米国のガイドラインをそのまま適用する...
総合診療

虫垂炎でルーチンな超音波検査は必要か?

筆者の施設では虫垂炎を疑う患者や、確定後の患者に超音波検査を行うことが多いです。理由は壊疽性の評価や膿瘍、微小穿孔の有無、腫瘍性のr/oの為など様々です。ただし、実際に造影CTでわからず、超音波でそれらが疑われた症例はそう多くはありません。...
感染症

βDグルカンの偽陽性は何が原因になるか?

初めに様々な場面でβDグルカンを採取すると思いますが、度々話題になるのが疑陽性の問題です。処置に用いるガーゼや、透析の時の透析膜などは有名ですが、他に何があるのか調べました。疑陽性を起こす原因一覧 過去の報告では、BDG を含む医療機器や投...
臨床検査

静脈血ガスは動脈血ガスの代替になるか?

救急で血液ガスを検査することはよくよくあると思われますが、その際に、「動脈で取るか?静脈で取るか?」論議が発生すると思います(以下Aガス、Vガスにします)。もちろん正確性を取るのであればAガスと思われますが、橈骨なり鼠経なりAガス採血にはリ...
臨床検査

CLSI M100 ED35の検索が使いにくい

先日S. pyogenesに関する症例報告を書こうとしてCLSI M100を見ようとしていたのですが、2025年1月にED35が出てからほしい情報になかなかたどり着けず、ブレイクポイントの判定方法で困ったことがありました。無事今でも見れます...
感染症

レジオネラ尿中抗原の偽陽性

先日、カンファレンスでレジオネラ尿中抗原の偽陽性疑いの症例が話題に上がりました。特異度の高い検査ではありますが、何事にも偽陽性リスクはあるかと思い調べました。明日からの診療に役立てられれば幸いです。レジオネラ尿中抗原検査の種類調べた範疇内で...